皆さま、こんにちは!
つい3日前にお薬の種類が変わって、激しい吐き気と食欲不振に襲われ寝込んでいました。
その為、ブログを書くことが困難で少しお休みをしておりました。
急遽、病院に行ってお薬を一度戻してもらってようやく体調も戻ってきたので日記を書いています♪
今回は、私のようにパートナーがいる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
私の病気のことや症状を理解することは健全者の方から見ると、怠けているように見えたり、わがまま言ってるように見えることも多いはず。
それを理解してよ!と私達は思うけれど、そう簡単にはいかないのがこの病気なのです。
なので、私と同じ病気をパートナーがお持ちの方に少しでも楽な気持ちになれて、あなたと同じようにパートナーへの接し方や対応の仕方に悩んでいることに対して当事者の私が手助けになれたらと思ってこれから深くお話ししていきます!
話を遮らず、最後まで聞いてほしい
この病気は、常に元気というわけではないのです。
だからこそ、一日の中で感情が高ぶってしまったとき、落ち込んでいるときは途中で話を遮ることをせずに正論をぶつけることを言わないことが症状を悪化するリスクを減らすことができます。
まずは、私たちのお話を最後までゆっくり聞いてあげてください。
お話を聞く際は、相槌(あいづち)を打ちながら今まで以上に目を見てお話を聞いてあげることがコツです。
そのように聞いてくれることで、当事者である私達から見ると、
「私のことを興味を持ってくれてるんだ。」
「私のこと見てくれている。」
と言ったように、存在意義を確認したり、私には居場所があるんだなと嬉しい気持ちというよりは”安心”するのです。
お話をしてアドバイスが何か欲しい訳でなくて、ただただ聞いてくれるだけでも心が救われることもある。
なので、無理して「聞かなきゃ、何か為になることをアドバイスしなきゃ。」と焦ったり、考え込む必要は全くないですよ。
頑張って必死に接しようとしてしまうと、共倒れにもなりかねません。それだけは避けたいはず。
そうならないために、上記のようなことを目の前にいる大切な方に試してみてください♪
「波」があることを理解し、否定しないこと
症状として、気分が上がり過ぎたり、逆に下がり過ぎたりすることも多くあります。
そういったときに、そんな私を「おかしいよ。」と決めつけないでほしいということ!
「何で、そんなことするの?」
「どうしたんよ。」
「ねえー、落ち着いて。」
と言ったことは絶対に言わないでほしいです。
そう言った言葉は、当事者の私たちからすると”針のむしろ”に大きく感じてしまいます。人それぞれ一つの言葉に対して受け取る重さであったり、感じ方は違います。
その為、あなたがかけた言葉によって、”自傷行為”や最悪なケースになると、亡くなってしまうこともこの病気は少なくありません。
私も実際に、夫の言葉によって自分がより嫌になったことで、ベランダや窓から飛び降りようとしたり、ナイフを握って振り回したと言ったことがありました。
もちろん、夫はかなり動揺し、大きな声で私を必死に止めようとして、服や腕を強く握って部屋に引き摺られ…私は擦り傷を負ってしまった。夫は、動揺が隠せず一人では対処出来ず、警察に通報しそうにもなり、私は必死で止め。
そのようなことは、あなたのたった一言で取り返しのつかないことが起こるかもしれないということです。
私たちは、これでも、必死にコントロールしようとしているのに、その波を否定されると、私自体の存在価値を否定された気持ちになるのです。
普段の会話の中で、否定するのではなくて尊重してあげるように心がけてみることがいいかもしれません♪
元気な時も、落ち込んでいる時も「あなたが大切だよ」と言葉で伝えること
症状として、躁状態や鬱状態の波は多く現れます。
先にお伝えすると、この病気に「元気」という瞬間はほとんどないということ!
なので、普段の会話の中で、私は実際に夫に、
「今日は、いつもよりも元気だね!」
と言われた時に、複雑な気持ちであまり嬉しい気持ちにはなりませんでした。
気分が上がっているときも、落ち込んでいるときも「あなたが私にとってすごく大事だよ」と、ちゃんと言葉に出して伝えてあげてください。
病気になってからより、心は繊細にもなり、孤独感は強まっていてからこそ、心が不安定になりやすいからこそ、心や気持ちが不安定でも、あなたの言葉が私の安心になります。
その言葉は、あなたが思っているよりも多い回数で、伝えてあげてください。
何故なら、あなたが昨日「あなたが私にとってすごく大事だよ」と伝えたとします。だけど、言われて嬉しかった言葉なはずなのに忘れてしまっていることも多くあるからです。
その為、朝起きてから、ご飯を一緒に食べているとき、寝る前になってから、と言ったように多くの時間あなたの気持ちを行動ではなく、言葉で伝えてほしいです。
そっと見守ってくれる距離感を大事にしてほしい
いざ、助けてほしいときは、手を差し伸べてほしいです。
助けてもらうとき、もしかすると激しくあなた一人ではどうすることもできない場面もあるかもしれません。
そんなときは、私たちの状態を100%で受け止めることはしないことが一番。
助けてほしいときに、全部が受け止めることが出来なかったとしても、あなたが大切な方にしてあげられる最大限のことをしてあげてほしいです。
それが、声もかけることすら出来ない、
傍にいることしかできない、
それだけでもあなたは、充分大切な方の手助けをできています。なので、大切な方の手を優しく握ってあげてください。
反対に、ひとりでいたいときももちろんあるので、その時はそっとしておいてほしいです。
「寄り添う」と「干渉」は全く違います!
その絶妙な距離感をとってほしいんです。
この病気は、「干渉」は最悪なリスクを伴うこともあるので、距離感は最も重要になってきます。
初めは、なかなか難しいと思うので、私たち夫婦が行なっていることを2つ紹介します
私がここまではしてほしい・してほしくないことをリスト化すること
私たちは、私がここまではしてほしい・してほしくないことをリスト化して、夫が定期的に確認するようにしています。
定期的と言っても、様々なタイミングが考えられますよね。
私の夫は気づいたとき、そろそろ心の状態がやばいかものタイミングで見てもらうようにしています。
余談ですが、仕事をしながら毎日私と私の病気と親身に向き合ってくれること本当に感謝でいっぱいです。ということ
毎日私の状態を日記アプリで管理していること
私の症状は、日によってましな日もあれば、調子が良くない日も波があります。
その為、私の症状をや一日の状態を記録として残してもらってます。日記で管理するようにしたのは、私のお願いで書いてもらっています。
私が日記を書くこともしているのですが、気分が上がってしまった際にページごと破ってしまうことが多々あったので夫にお願いして書いてもらっています。
日記の上記には、私の一日の状態レベルを5のうちどのレベルにいるのかも記録してもらっています。
例として、
2025年◯月◯日(月) ☆☆☆☆☆☆ … 良かった日
2025年◯月◯日(月) ★★★☆☆☆ … 調子がいいとき、悪いとき半々
2025年◯月◯日(月) ★★★★☆☆ … やや悪い日
2025年◯月◯日(月) ★★★★★★ … 一日悪い日
もし、記録が難しい場合は、箇条書きで最も記録に残すべき内容と私の一日の状態レベルだけは記録してもらうようにしてもらっています。
日々の小さな約束を守ってほしい
私は、小さな幸せが最も幸せに感じます。
健全者の方には、当たり前にできることが今の私にはできなくなったことも多くあります。
だからこそ、私たちにとって”小さな約束”が嬉しいのです。それを、パートナーであるあなたが考えて見つけて提案してほしいです。
『小さな約束』とはいくつかあり、
「今日一緒に散歩しよう」、「一緒にゆっくりお風呂の湯船に浸かろう」、「夜ご飯を一緒に食べよう」という、
些細な約束をきちんと守ってくれることが、私の心の安心につ繋がるんです><
そこで、私が最も嬉しかったことは、その言葉の中に必ず”一緒に”と言ってくれたことです。
ただ何かをしよう!と言われたのではなく、”私と一緒に”と言われるのでは受け取り方も違うし、私と一緒にしたいと思ってくれてるとその想いが伝わったことが何よりも嬉しかったこと。
言葉や伝え方って本当に大切です。
私たちのように、不安定な心にとって「予定通りに進む」ことは、とっても大きな安心材料になります。
一緒に生活リズムを整えるサポートをしてほしい
普段の生活の中での睡眠・食事・運動は、私自身が自分で管理しきれないときもあります。
パートナーの方に優しく問いかけてみるのが最も効果的でもあるので、例えばこのように問いかけてみてください。
「今日は早く寝て休もう」
「一緒に散歩しよう」
と、無理なく付き合ってくれると私たちはとてもありがたいです><
調子が良くなくて、なかなか寝付けなくて夜更かししてしまうことも、私の場合は時々あるので、そのときは起きとけるからと言っておきとくのではなく、夫に寝るように促してもらっています。
病気を理解しようと努力をしてほしい
私の病気の症状や治療、特に「どういうときに落ちるのか」「どういうときに躁状態になるのか」を少しずつでいいので、正確に理解してくれることが最も嬉しいことです。
病気そのものを受け入れようとしてくれるだけで、心がかなり軽くなるのです。
私の場合は、夫にはじめ病気のことを伝えてから本格的に薬の治療・脳波の治療とさまざま受けてきたのですが、現在は薬治療を中心にしている中で、薬の効果や副作用を把握してもらっています。
病状に関しては、私の言葉で伝えていたのですが、実際言葉では自分が伝えたいことが100%までは伝わらず…。
その後は他の方法で、YouTubeチャンネルで「双極性障害」と検索して精神科医の方の動画や当事者の動画を一緒に見たり、夫だけが見たりしていました。
そこで、私たち夫婦が実際に試聴しているYouTubeチャンネルを2つご紹介します
”ぺぇすけ診療所”でのYouTubeチャンネルでは、双極性障害の当事者でもあるので、実際の体験談や病気について詳しくお話しされています。
私と同じ当事者というだけで心のうちの部分であったり、共感できる動画がたくさんあるので、病気のことを理解するのはおすすめのチャンネルです
パートナーの方に向けた内容もたくさん動画にまとめられているので、私たち夫婦はこの方の言葉たくさん救われました。
”生活に役立つメンタルヘルス”でのYouTubeチャンネルでは、双極性障害の動画だけでなく鬱病やさまざまな精神疾患の病気のことを紹介されています。
この動画は、何と言っても私たちだけでなく、その周りにいる方の対応の仕方などを私たちに寄り添った内容がたくさんの動画の中でまとめられています。この動画を試聴しているだけで私は今でも涙が止まりません。
そのくらい私がおすすめしたいと思えるチャンネルです
また波が来ても大丈夫。と何度でも言ってほしい
双極性障害は、良くなっても、また波が来るのがこの病気なのです。
そのたびに、「ごめんね」と思ってしまうけれど、それを私たちが口に出して言ったとしても
「また来ても大丈夫だからね。」
「何回でも一緒に乗り越えようね。」
と、繰り返し言ってくれると、波が来たときに自分のことを責めることもなく、罪悪感というものが軽くなります。
たった一言でもいいので、優しく言ってほしいです。
私の場合は、一日の中で一回だけだと言われたことをあまり覚えていないので、マメに伝えてほしい。と夫に日々伝えています。この病気を患ってから記憶力も多少鈍っている分、その倍伝える頻度は多めがいいかもしれません!
落ち着いている時も、一緒に予防策を話し合ってほしい
調子がいいときに、もし波が来たとしたら「次にしんどくなったら、こうしようね」と、事前にルールを一緒に作っておけるととても安心します><
例えば、家事ができないときは、無理にやらなくてもいい、パートナーが代わりにやる など…
私もいくつか夫とゆる〜くルールを決めています。
この予防策は、きっちり決めてしまうとお互いにとって長いめを見ると”負担”になりかねないのでお互いができる範囲で決めることがおすすめです。
「本音を言ってもいい」と安全な場所を作ってほしい
「今、しんどい」「あなたがイライラしてる」「生きてる意味が分からない」「もう、限界」…そのようなネガティブなことや心の本音を安心して言えたり、受け止めてもらえる安心感を持たせてほしい。
心の本音を言っても否定されない、責められない。
”そんな安全基地を私たちはパートナーに最も求めているのです
”ただわがままを言ってるように見えるのかもしれない。
「立派な大人が自分の安全基地は自分で確保しなよ。」と、思えばそうかもしれないけど、しようとしてもできないのがこの病気なのです。
私も、当初よりかは心の本音は少しずつですが言えるようになってきましたが、本年が言いたいのに…まだ素直に言えない時もある。それは、どこかで自分で今の自分を認めたくないのかもしれません。
そんなとき、パートナーの方は無理に本音を聞き出そうとするのではなく、大切な方に一言だけこう伝えてあげてください。
「本音が言いにくいときは無理に言わなくても大丈夫だよ、本音が言いたくなったときはたくさん聞くからね。」
と優しく問いかけてほしいです。
その時一言が、安全な場所を作ることにも繋がっていきます。
まとめ|パートナーに伝えたい、私のこころ
今回、パートナーに伝えたい私の心を10選紹介しました。
あなたと過ごす日々の中で、私が本当に望んでいることは、大きなことでも、特別なことでもありません。
ただ、そっとそばにいてくれること。
ただ、小さな気持ちに気づいてくれること。
私はいつも「頑張らなきゃ」と自分を追い込んでしまうことがあります。
でも、そんなときに「無理しなくていいよ」「そのままでいいよ」って、あなたが言ってくれると、私はふっと力を抜くことができるんです。
アドバイスや正解じゃなくていい。
ただ、「うん、そうなんだ。」って、私の話をそのまま聞いてくれるだけで救われます。
落ち込んだ時は、早く元気になるのが難しいこともあります。だからこそ焦らずに、自分のペースを静かに待ってくれると嬉しいです。
私が好きなもの、私が安心できる場所、一緒に笑える時間、そんな小さなことを一緒に大切にしてくれたら、私はもっとあなたといられることに感謝したくなります。
あなたも、どうか無理しないで。
私もあなたの弱いところや、言葉にできない気持ちを受け止めたいと思っています。
私は、あなたの「特別なこと」をしてほしいんじゃない。
あなたが、あなたらしくいてくれれば、それが一番安心できるんです。
そして、たまにでいいから、
「いてくれてありがとう」って言ってくれたら、私は心はそれだけで、とても満たされます。
これからも、お互いに無理をせず、一緒にいられる日々を大切にしたい。
私たちは、パートナーの方と歩いていけることが、何よりも嬉しいんです
そして最後まで、読んでくださって本当にありがとうございます
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