私が、双極性障害と診断されたのは、2024年5月19日のことでした。
双極性障害と診断される前の経緯をこの記事で、お話ししようと思います。
理解してほしい訳ではなく、こんな病気もあるんだな〜と軽い気持ちで読んでもらえると嬉しいです♪
2023年12月に「適応障害」と心療クリニックで診断を受けました。
まずは、栄養療法という治療から始まりました。
栄養療法とは、薬だけに頼らずに体に必要な栄養を十分に補うことで、心や体の不調を改善しようとする治療法です。
この、治療をしていたのですが、私の症状は悪化していく一方で、当時この頃は仕事をしていて行くことも困難になり、退職となりました。
退職を機に、”傷病手当金”の対象ということで会社に申請をして傷病手当金をいただけたのですが、その期間会社の方とかなり揉めたんです。
今のこのご時世でも「双極性障害」の理解や認知はまだまだありません。
それどころか、会社の方からは、「その病気って治るの?何それ、、、」と呆れたように言われたことを鮮明に覚えています。
そこから自分の心と体はボロボロになっていました。その後、違うクリニックにセカンドオピニオンに行くと「中度のうつ病」と診断を受けました。
ドクターから「中度のうつ病」と診断を受けて直後、私の心は真っ白になりました。
これからどう生きていけばいいのか。何を信じたらいいのか。
不安と怖さで胸がいっぱいだったのを覚えています。
そして、ある時に突然孤独感に襲われてうつ病である自分が嫌で嫌で自分がものすごく憎くなりました。
「なんで私なんかがうつ病になるん」
とばかり頭によぎるように…。
これまで、仕事も一生懸命頑張ってやってきたし、そこそこ楽しい人生だったし、
うつ病なんて私には無縁だななんて思っていた。
だけど、「うつ病」という言葉で時が止まったように絶望的、悲観的になってしまい、心が蝕んでいったのです。
今でも診断を受けた日のことは鮮明に覚えています。
その後、うつ状態は改善されることなく、当院では治る見込みが感じられなかったので、
新たなクリニックに行くことを決め、そこではTMSという治療をしました。脳波で検査をして脳の働きや動きを
精密検査をしてもらって、その結果は自分の想像を超える結果に…
それが、「双極性障害」という診断結果でした。
当時の担当ドクターは、優しい男性の方で以下のように優しく問いかけてくださったのです。
「これまで〇〇さんが、頑張ってこられた証なんです。今の状態になるまで頑張って来られたこと誇りを持ってくださいね。これだけ脳の働きがない状態で毎日を過ごされたことが何よりも素敵なことですよ。これまで努力なされた分、今ゆっくり休んでください。」
この言葉に私は、涙が止まらなかった。
色んな感情が込み上げてきて、これまで堪えて押し殺していた感情がこの先生の言葉で溢れてしまいました。
その後、泣き崩れた私を見て先生は、こう言ったんです。
「病気を無理に受け入れなくても大丈夫ですよ。今は、受け入れることや考えることは難しいですが、〇〇さんが少しでも良くなった時に病気を笑って話せる時がきっと来るはずです。病気になったことを悔やまず、病気でない人以上に強い人になれるはずです!」
その言葉は、私にとって今でも大切な言葉です。
どうしようもなくなってしまった時に、当時の先生の言葉を思い返すようにしています!
皆さんは、どんな言葉をもらうと励みになりますか?
私と同じ気持ちで苦しんでいる方のほんの少しでも勇気になれればすごく嬉しいです。
あなたは一人ではないです!
家族やパートナーに理解されにくいのが精神疾患なんです。私も家族になかなか理解されなくて、毎日苦しかったです。
私のような病気を持つ方が周りにいるなら、その人に一つだけ伝えたいです。
もし、パートナーが精神疾患を持っていたら、まずは、その人の考えやしたいことを否定せず、
「いいね、いいね!」と共感してあげてください。
そして、病気を理解した気にならず正しく病気のことを理解することが大切な方の心の支えになります。
もし、今あなたが診断を受けたばかりで途方に暮れているなら、
大丈夫です。あなたは一人じゃありません。
「心の旅」は決して順調ではないし、近道もありません。
でも、波があっても、生きていいんです。
いつか必ず「波とつきあいながら自分らしく生きる方法」が見つかります。
私も、まだ旅の途中です。一緒に、ゆっくり生きましょう!
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