『ありがとう』って言いたいのに言えなかったことってありませんか?
大切な人ほど、近くにいる人ほど、当たり前のように傍にいてくれるから、
つい言葉にするタイミングを逃してしまったりしますよね。
「今さら言うのは恥ずかしい」
「わざわざ言わなくても伝わっているはず」
そんな小さな遠慮や照れが積み重なって、結局、心の奥にしまい込んだままの”ありがとう”。
私にも、ずっと言えずにいる”ありがとう”があります。
だからこそ、この記事を読んでくれているあなたにも、一緒に思い出してみてほしいんです。
誰かに届けられなかった想いを、今だからこそ、少しだけでも言葉にしてみませんか?
どうして”ありがとう”を言えなかったのか
「ありがとう」と言うだけなのに、なぜかうまく言葉にできなかった。
今振り返ると、あの時の自分には小さな勇気が足りなかったんだと思います。
近すぎる存在だからこそ、感謝を言葉にするのが照れくさかったり、言わなくても伝わっているはずだと勝手に思い込んでいたり。
「今言わなくてもいいかな」
「あとで伝えよう」
そうやって先延ばしにしているうちに、言葉を飲み込むことに慣れてしまいました。
特別なことをしてもらったわけじゃなくても、当たり前のように傍にいてくれたこと。
何も言わずに支えてくれたこと。
あの時は当たり前だと思っていたのに、時間が経つほどに、あれがどれだけの優しさだったのかが分かります。
もしかしたら、あなたにも「言えなかった”ありがとう”」があるかもしれません。
私もふとした瞬間にちゃんと伝えれば良かったと、思い出して胸がチクっとする言葉が…
言えなかった理由は人それぞれ。
タイミングを逃しただけかもしれないし、口にしたら泣きそうで怖かったのかもしれない。
当時は気づいていなかった感謝に今、気づいただけかもしれない。
でも、今なら言えるかもしれない。そう思えるだけでも、あの時の自分を少しだけ許せる気がします。
言葉にできなかった自分の弱さ
「ありがとう」と伝えれば良かったのに、恥ずかしさや照れくさくて言うことができなかった。
私は、この病気になって涙腺が弱くなってしまったり、幼児化したように泣き崩れることも多々あります。
だから自分が感謝の気持ちを言葉にしたら泣き崩れそうで、つい強がって反対のことを伝えてしまったり…。
本当は感謝していたのに、素直になること勇気がなかっただけなんだと思います。
心では、「伝えたい、伝えたい」という気持ちでいっぱい。
最近では、また躁状態が強かったので、その分夫にはかなり負担をかけてしまっと思っています。だけど、あの時の自分を責めすぎずに、”弱さもあったな”と認めてあげたいです。
そして今は、その弱さを少しだけでも超えて、言葉にできる自分でいたいと思っています。
言葉にできなかった自分の弱さ(会話例)

ねえ…あの時、本当は『ありがとう』って言いたかったんだ。



どうして言えなかったの?



なんか、言ったら泣きそうでさ…。強がっちゃって平気なフリしちゃった。



そっか、そっか。



照れくさくって、言葉にして言えなかったんだ。
でも、本当はすごく感謝してたんだよ。



そっか!
だけど今、言ってくれたことがすごく嬉しいよ。ありがとうね。



……あの時の自分、弱かったなって思うけど、こうして言えたから少し変われたのかな。
あなたがいてくれたから、私はここまでこれた
振り返ると、私がここまで来られたのは、決して自分ひとりの力だけじゃありませんでした。
つらくて立ち止まりそうになったとき、何も言わずに隣にいてくれたあなた。
失敗してうまくいかなくて落ち込んでいるとき、「大丈夫だよ」って笑ってくれたあなた。
その時は当たり前のように受け取っていたけれど、思い返すほどに、あの小さな優しさの積み重ねがどれだけ自分を支えてくれていたか、やっと気づきました。
この病気になってから、楽しいことよりも辛いと感じることの方が多いけど、その中でも幸せな瞬間ももちろんあります。
それは夫が私が”幸せ”と感じれる瞬間のことを一緒にしてくれることなんです。
それが何よりも嬉しいことで、私の夫は”私の好きなことをするのにも嫌な顔一つせず付き合ってくれること、その時間を作ってくれること”。
大げさじゃなくて、本当に辛いときや答えのないことに悩んでいる時に夫がいなかったら自分がどうなっていたか分かりません。
夫という温かい存在がいたからこそ、私は弱さも見せられたし、泣けたし、また前を向こうと思えたんだと思っています。
今なら言えること。
「あなたがいてくれたから、私はここまでこれた」って。
思い出すと胸があたたかくなる瞬間
思い出すと、胸の奥がじんわりあたたかくなる時間があります。
心体的にしんどいときに一日寝込んでしまっている日、
「大丈夫?」と大げさに聞かないでそっとしておいてくれて、私の様子を気にかけてくれたり、そっと優しい言葉をくれること。
しんどいときは特に頻繁に声をかけられることは私の場合はストレスでした。それを夫に伝えると、負担をかけまいと夫なりに考えてくれて今では、程よい距離感で寄り添ってくれること。
言葉は少ないのに、その気遣いだけで心細さがすっと溶けていったのを覚えています。
そして、私が幼児化し泣き崩れているとき、
「どうしたの?」「なんでなくの?」とは聞かずにそっと抱きしめてくれること。
どうにか自分の苦しさを抑えようとしてそれができなくて自分を責め続けてしまう私に、夫はいつも「辛いね、大丈夫だよ」を繰り返し問いかけてくれています。
そこで本来ならば泣いている理由を聞きたくなるかもしれないけど、夫はたった一言だけだったことが私のとって大きな救いだったんです。
優しさで包め込んでくれることを思い出すたびに、胸の奥がじんわりあたたかくなるのは、あの瞬間が間違いなく私を支えてくれていたから。
あの時に言えなかった「ありがとう」を今こそ、ちゃんと伝えたいです。
思い出すと胸があたたかくなる瞬間(会話例)



ねえ、前に私が寝込んだ夜のこと、覚えてる?



覚えてるよ。夜中に起きたら、すごく熱があってびっくりしたやつでしょ。



そう…。あのとき、水を枕元に置いてくれたり、氷を変えてくれたり、何も言わずに傍にいてくれたじゃない?



そんな大したことしていないよ。



私ね、あのとき心細くて仕方なかったんだ。でも何も言わなくてもいてくれて、それがどれだけ救いになったか…。言えなかったけど、本当はありがとうって思ってた。
今だからこそ伝えたい”ありがとう”
あの時は照れくさくて、言葉にできなかった「ありがとう」。
言話なくても察してくれてるだろうと、自分に言い訳して何度もタイミングを逃してきて、そして後悔ばかりしてしまう。
でも今なら分かります。
感謝は「伝えられるうちに伝える」ことが、何よりも大事だということを。
自分にとってパートナーの存在がどれだけ支えだったか、どれだけ救われていたか。
当たり前だと思っていた時間が、どれほど大きな優しさだったか。
あの時に言えなかった分まで、今だからこそ「ありがとう」をきちんと届けたい。
そう思えるようになった自分の気持ちを、誰かの心にも繋げたいなって思います。
もし、私と同じようにあなたの心の中にも「言えなかったありがとう」があるとしたら、どうか今日だけは勇気を出して伝えてみてください。
その一言で救われるのは、相手だけじゃなく、あなた自身かもしれません。
小さな勇気が、誰かを救うかもしれない
「ありがとう」って、たった一言だけれど、その一言には人と人の心の距離をそっと縮める力があります。
ずっと言えなかった感謝を伝えることで、すれ違っていた気持ちがほどけたり、ぎこちなかった関係がやわらかくなることも。
人は言葉にしなければ、分かりません。何年…何十年寄り添った夫婦でさえ気づくことができないこともあるということ。
ただ、言葉にしなければ伝わらなかった想いが、「ありがとう」の一言で相手の胸に届いて、心のどこかが救われることもあるかもしれない。
小さな勇気で放った言葉が、パートナーだけじゃなくて、自分自身も救ってくれる。
私は、そんな言葉の力をこれからも信じたいです。
だからこそ、今更…とか遅すぎるなんて思わずに、今伝えてみませんか?
私も、日々感謝時はしていても強がって反対の言葉を言ってしまい、ショックに思わせてしまっていたので、伝えられるときに伝えようと思います。
小さな勇気が、誰かを救うかもしれない(会話例)



ねえ、ちょっといい?



どうしたの?



…ずっと言えなかったんだけど、いつも私のこと支えてくれて、一番に考えてくれて本当にありがとう。



急にどうしたの(笑)
そんなのいいのに。だけど嬉しい言葉ありがとうね。僕は、いつでもあなたの味方だからね。



いつも感謝してたんだけど、言葉で伝えられなくて。でもさ、言葉にしないと伝わらないことって、やっぱりあるんだなって思って。



うん、そうだね。



ずっと一緒にいるとさ、当たり前みたいになっちゃって、わざわざ言わなくてもわかってくれてるだろうって思ってた…だけどやっぱり『ありがとう』って言うことって大切だよね。



うん、そうだね。
…言われるとやっぱり嬉しいね!



なんか、あなたたった一言だけどありがとうって伝えられてちょっと心の中のモヤモヤが解けた気がする!



伝えてくれてありがとう。
こっちまでちょっとあったかくなるね!



小さな勇気だけど、言えてよかった。
言葉の力って本当にすごいって感じたし、大事だね!
最後に|もう一つの小さな手紙 ✉️
いつも傍にいてくれるあなたへ。
私が言えずにきた「ありがとう」を、今日だけはちゃんと伝えたいと思っています。
当たり前みたいに一緒に笑って、
当たり前みたいに傍にいてくれることがどれだけ心強かったか、
どれだけ救われてきたか、
あの時は全く気づけませんでした。
弱くて、照れくさくて、素直に言えなかった自分がいたからこそ、今こうして、あの時の”ありがとう”を
心を込めて届けたいと思えるのかもしれません。
同じように言えずにきた人が、もしこの記事を読んでくれているなら、伝えられなかったことを責めなくていいよと、私はそう伝えたいです。
言えなかった時間があったからこそ、言葉にしたときの温かさがきっと何倍にもなるから。
小さな勇気で放つ「ありがとう」が、大切な人の心をあたためて、そしてあなた自身の心もそっとほどけますように。
今日だけは、ほんの少しだけ、素直になってみませんか。
いつも、そばにいてくれてありがとう。
今、心からそう思っています。
本日,xアカウント開設しました☺︎
— ひよ子@双極性障害Ⅰ型(躁うつ病)と向き合いながら小さな幸せを探求する人 (@hiyoco_room) July 5, 2025
双極性障害I型と私がどう向き合っているのかなど、当事者だからこその悩みや落ち着く方法を皆さんに役立つ情報を発信していきます❄️#双極性障害I型 #躁うつ病 #うつ病



最後まで読んでくださってありがとうございます。
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